C57 135
前回に続いて、C57 です。
この135号機は、国鉄最後の蒸気機関車による定期旅客列車を牽引した車両として知られています。
昭和50年12月14日に室蘭本線の室蘭駅を出発し、岩見沢駅に到着。この列車を以て国鉄は蒸気機関車による列車運行を終了させますが、そのわずか3年8ヶ月後に山口線でSL列車が復活します。奇しくも山口線で復活したSL列車の牽引機もC57でした。
C57 135 は 昭和15年に三菱重工神戸造船所で製造され、長らく高崎線などで活躍、後に北海道に渡り北の大地で晩年まで活躍しました。
C57 は全部で 201両 が製造されましたが、138号機までは1次形 と呼ばれる形態です。
C57 は「貴婦人」の愛称で親しまれる蒸気機関車ではありますが、個人的には姉貴分の C55 の方が美しいと思っています。
残念ながら C55 は保存されている車両も極めて少なくて、あまり目にすることが無いのですが・・・。